最近よくいただく質問で、今は不動産の相場も良くなりオリンピックへ向け
まだまだ相場も上がりそうなので、今の内に賃貸から住み替えたいと考えている。
でも多額のローンを組むのが心配なので購入することを迷っている。
どしたら良いでしょうかというような内容です。賃貸で生活することにも
メリットが意外と多くあります。
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賃貸で生活していくメリットとは
賃貸で暮らすと気が楽ですよね。気に入らないことがあったら引っ越せばいいし
最近は礼金がゼロの物件も多くありますし、昔は普通に礼金2ヶ月とか当たり前だった
時代が信じられないくらい変わりました。他には
- 収入が減ったら、安いところへ引越しをして毎月の支払額をコントロールできる。
- 地震など自然災害で建物に大きなダメージを受けても、修理する必要がない。
- 建物周辺の環境が悪化したら他へ移動できる。
など昔と違い、変化のスピードがとても早くなった今の時代には賃貸があっている
のかも知れません。
賃貸で住み続けるデメリット
一方で、ずっと賃貸のまま年を重ねていくと、将来の資産もないまま高齢者になった
時に困ることはないか心配する方もいらっしゃいます。考えられるデメリットは
- 賃貸でずっと生活していき、高齢者になった時でも借りられるのか分からない
- 賃貸で家賃を払い続けるのがもったいない
- 不動産という資産を持てない
など将来の部分で不安材料があることは考えられる点です。
それでは、ローンを組んで購入した場合はどうでしょうか
購入した場合のメリット
大部分を金融機関のローンで借り入れて返済することを前提とし
購入した場合でお話しします。その場合のメリットは
- マイホームとしての資産を持つことができる
- 賃貸で借りているわけではないため、自由に間取変更や
リフォームができる。
- 借金を返し終われば、将来住む所には困らなくなる。
など資産形成を意識することができます。
購入した場合のデメリットはあるのか
この部分に関しては、人それぞれのとらえ方があるために
一概には言えませんが、購入された皆さん心配されているのは
- 借金が終わるまで今の収入が減らずにいけるか不安
- 住んでみていろいろ問題点が出てきたが、引っ越せない。
- 古くなり修繕をしなければならないが、まとまった資金が作れずに修繕できない。
など賃貸と違って、当初の計画通りにいかない状況になった場合
修正をすることが難しいようです。少なくとも雨風にさらされて20年以上経てば
屋上や外壁の防水工事を怠ると深刻な問題がいろいろ生じてきます。
そのためには計画的に修繕の資金を作っておく必要もあります。
賃貸と購入ではそれぞれにメリットがあります
家賃だけ払えば、固定資産税や将来まとまったお金がかかる修繕費用
そして借金を背負っていないという精神的な部分が、賃貸派の方の意見として
多く、購入派からは、賃貸では将来物件を貸してもらえないかもしれない
という不安が大きいようでした。
最後に元マンション販売の営業を少し経験した、私の意見として
よく賃貸で家賃を払った場合と、新築物件を購入して年に2回のボーナス
払いあり35年返済期間のローン支払額の比較ではそもそも同じ条件では
比較していません。お気づきとは思いますがボーナス払いの部分を毎月払いに
ならして月々の返済額に乗せてその額と賃貸の場合の毎月の家賃、管理費の
合計と比較する。広さや築年数、駅あらの距離もほとんど同じ物件でないと
正確な比較にはなりません。分譲で販売する場合には、月々の支払額を低く
見えるように一番返済期間が長く、ボーナス払いも併用したプランで提示をします。
そもそも支払い方法が違うわけですね。ボーナス払いで30万円を2回と計算した
場合毎月5万円もアップするのですから、家賃で5万円違ったら借りれる間取が
違ってくる程の違いです。そこに今までお話ししました、将来の数百万円単位の
修繕費用を計画的にためていかなければ行けないことを考えると、ローンを組む額
は相当な余裕を持った額に抑えられていないと、時間が経つほどに苦しくなる
ことも起こるわけです。そのあたりに関してのご相談も受け付けておりますので
お悩みの方は、お気軽に問い合わせフォームなどからご連絡下さい。